被害者と加害者にもなりえる代理戦争

7月 9, 2013 by
Filed under: 世界の歴史 

私は自分で白黒つけたがるタイプですが、世の中はそういう人や国ばかりではないようです。
世界史を見ていても、そのように感じることがしばしばあります。


自分の手を汚さずに勝敗を決める戦いの代名詞と言えば、やはり代理戦争でしょう。
欧米諸国はこの代理戦争をよく多様していました。


あの日露戦争だって、諸外国の代理戦争であったと言われている程です。
実は開国当初も、日本は代理戦争の的にはされていたんですね。


幕末、西南戦争を始めとした内戦は、イギリス、フランスの代理戦争のターゲットにされていました。
結果として、その目論見は失敗に終わりましたが、近年までこの代理戦争は頻繁に起こっていたんです。


ベトナム戦争、朝鮮戦争。
近年勃発した一番新しい代理戦争と言えば、まずこの二つが挙げられるのではないでしょうか。


どちらも泥沼化した戦いでしたが、その蓋を開けてみれば、資本主義側アメリカと、共産主義ソビエトの代理戦争です。
中国に関しても、第二次世界大戦後、代理戦争の的にされています。


毛沢東率いる共産党と、蒋介石率いる国民党。
これはとても有名ですね。
同じ共産陣営だったソビエトが毛沢東を支援し、共産党は中華人民共和国を建国しています。


アメリカの支援を受けながらも、退いた蒋介石が逃げ込んだのが、敗戦した日本が放棄した台湾。
今の中華民国です。


つまり、第二次世界大戦に実際に参戦したのは蒋介石率いる国民党であり、毛沢東は漁夫の利を得たに過ぎません。
当時の国力で言えば、中華民国よりも中華人民共和国の方が上だったので、国際連合が真の中国として認めたのです。


今でも台湾問題として今だに揉めている中国も、代理戦争の被害者であったというわけです。